山王祭について

主な神事の紹介

午の神事 4月12日

18:30 読み上げ式(生源寺にて)
20:30 奥宮出発
21:00 神輿が麓に到着
21:20 神事(東本宮にて)

東本宮 大山咋神と妃神 鴨玉依姫神の結婚を再現する儀式。
3月上旬に奥宮に上げられた神輿に神様がお遷りになり、山麓の東本宮へお渡り頂く神事。
一説には見合いを済まされたご夫婦の神様の結婚式を再現するともいわれています。
暗闇の中、松明の火だけを頼りに急坂を下る様子は大変勇壮で、駕輿丁かよちょうと呼ばれる担ぎ手が命をかけて神輿を担ぐ様子は見る者を魅了します。

午の神事の画像

花渡り式 4月13日 13:00

場所 生源寺~宵宮場まで
山王祭の神事中、最も華やかな神事です。 甲冑を着た5歳前後の子どもたちが出産を迎える神様にお祝いのお花を供える儀式です。
当日は満開の桜並木の中、かわいらしい子どもたちの姿とともに優雅な空気が漂います。

花渡り式の画像

宵宮落とし神事 4月13日

18:30 読み上げ式(生源寺)
19:00 神輿振り(宵宮場)
20:30 儀式(委員長祭文)
21:00 西本宮に到着

大山咋神・鴨玉依姫神による出産、御子神誕生の儀式ともいわれ、大変勇壮な神事です。
宵宮場と呼ばれる場所に神輿が4基並べられ、生源寺にて読み上げ式を済ませた駕輿丁が到着するや、一斉に神輿を揺さぶり始めます。
坂本の町に大きな音が響き渡りますが、それは神様の陣痛を表すともいわれており、4基揃った中での神輿振りは圧巻です。
やがて、儀式が執り行われ、山王祭実行委員会委員長の祝詞奏上と共に4基の神輿は一斉に1メートル以上ある高さから地面に落とされ(この瞬間が御子神誕生の瞬間とされます)、近くの鼠社まで到着を競い、その後は行列を整えて西本宮拝殿に進みます。
この日の朝、他の3基の神輿はすでに西本宮拝殿に納められており、ここで初めて山王神輿7基が揃います。

宵宮落とし神事の画像

例祭 4月14日 10:00 西本宮

日吉大社で最も大切なおまつりです。
7基の山王神輿の前で厳粛な神事が執り行われますが、この時に天台宗総本山比叡山延暦寺より天台座主が参拝され、御神前に五色の奉幣、般若心経の読経を奉納されます。
古くより縁の深い日吉大社と延暦寺。明治以降廃絶した神仏習合の名残を色濃く残す、文化的にも大変貴重な神事です。

例祭の画像

神輿渡御 4月14日 14:30

西本宮に祀られる大己貴神は、天智天皇の御代、大和の国・大神神社から琵琶湖を渡って比叡山の麓・坂本まで来られました。
その神話を再現するために、7基の神輿は神社を出て町内を巡り、琵琶湖上へと進みます。琵琶湖上では粟津御供あわづのごくと呼ばれるお供え物が膳所の5つの神社によりお供えされます。
壮大な7基の神輿が琵琶湖を渡る様子は歴史絵巻を見るかのように華やかです。

神輿渡御の画像

動画で紹介

パンフレット

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※当日は近辺で車輌通行規制が行われます。
必ず公共交通機関でお越し下さい。