「日吉茶園」再築整備

「日吉茶園」再築工事安全祈願祭を斎行

令和7年1月7日

平安の昔、天台宗の開祖・最澄が遣唐使で中国から持ち帰った茶の種を育てたとされる、日本最古の茶園「日吉茶園」。
この度、県道拡幅工事のため一時移植していましたが、歴史ある茶園の再築工事に先立ち、工事の安全と茶園の繁栄を祈願する神事が執り行われました。 厳かな雰囲気の中、祝詞奏上の後、茶園となる敷地を祓い参列者・工事関係者一人一人が玉串拝礼し安全を祈願しました。

日吉茶園では、毎年5月の八十八夜に茶摘みが行われ、その茶は山王祭や最澄の御廟である浄土院へのお供え物として用いられてきました。

1200年の時を超えて受け継がれてきたこの伝統を守りながら、新たな日吉茶園を築いていく必要があります。
日吉茶園は、日本の茶文化のルーツを未来へと伝えていかなければならない日本人にとって大切な場所です。
多くの方々にご支援いただき、この歴史ある茶園を後世につないでいきたいと考えております。

滋賀県道比叡山線 拡幅事業に伴う
「日吉茶園」再築整備
ご協賛のお願い

 今から1200年もの昔、天台宗延暦寺の開祖伝教大師が、唐より初めて我が国に持ち帰った〝茶の種子〟を比叡山の麓に植えられたのがお茶文化のはじまりとされています。
 その由緒ある我が国最古の茶園である「日吉茶園」は、人々から愛され今にいたるまで大切に脈々と受け継がれて参りました。
 現在「日吉茶園」は、県道の拡幅事業に伴い茶園地の半分が道路敷となるため、新たに南側の隣接地を購入し、門や玉垣等は解体し、茶樹を一時移植し大切に育てております。
 当社としましては、この文化的資産でもある「日吉茶園」を未来永劫継承していくため、今後もより一層、より多くの皆さまに周知いただけるよう再築を計画しております。
 しかしながら、石垣の構築や代替地の購入等の費用は、拡幅工事の損失補償費だけでは十分にまかないきれないのが現状であります。 つきましては、現下の厳しい状況の中ではありますが、「日吉茶園」再築のため上記の趣旨をご理解の上何卒ご協賛賜りたく、ここにお願い申し上げる次第であります。
 この趣旨に賛同しご協賛をいただける方々には、茶園の周りを囲む朱色の玉垣にご芳名を記入させていただきます。ご協力のほど何卒よろしくお願い申し上げます。

令和6年10月吉日

日吉大社 宮司 森  真 吾

芳名板(玉垣)設置個所 御協賛料
① 正面北側(県道側) 10万円
② 西側北寄り(京阪・坂本比叡山口駅前広場側) 5万円
③ 東側(琵琶湖側)・南側および西側南寄り 2万円

※木製の玉垣につき耐用年数は約10年です。

※芳名板の数には限りがあり、ご希望に添えない場合があります。

ご芳名記入例 完成イメージ図

《お問い合わせ先》

日吉大社社務所 滋賀県大津市坂本五丁目1番1号
TEL 077(578)0009
FAX 077(578)0134
ホームページ https://hiyoshitaisha.jp