ご由緒
日吉大社で代々神職を務められた家の先祖である、琴御館宇志丸という方がこの地に居住され、「唐崎」と名付けられました。
この頃、天智天皇が奈良の三輪山から大己貴神を大津にご勧請された際に、琵琶湖を渡り、この唐崎の地に降り立ったとされており、日吉大社西本宮のご鎮座に大変縁のある場所です。ご祭神女別当命は琴御館宇志の御妻君であり、持統天皇の御代697年に創建されたと伝えられています。
ご祭神
女別当命(わけすきひめのみこと)
ご利益
下の病・婦人病平癒
下の病・婦人病平癒の神社
平安時代にはこの唐崎が「七瀬之祓(しちせのはらい)」の一所として、朝廷で行事を行う際に必ずお祓いを行う場所となり、多くの姫君たちがお祓いをされたことに始まり、古くより女別当社として、特に女性の多くの方々にお参り頂きました。
そのような事から唐崎神社は下の病・婦人病平癒の神社として崇敬を集め、現在でも多くの女性の方にご参拝頂いております。
歌人の愛した地 唐崎神社
一方、初めて居住した琴御館宇志丸がこの地に松を植えたことに始まり、琵琶湖の扇の要とも表現されるこの唐崎神社は絶景地として、古くより多くの歌人に愛され、たくさんの歌も詠まれています。
近世では、この唐崎神社が近江八景のひとつ「唐崎の夜雨」として選定され、滋賀県随一の名勝地となっております。
祭典
夏の健康をお祈りする夏祭り。早朝から夜まで多くの方が参拝になり、ちの輪くぐりと共に発祥といわれる「みたらし団子」に舌鼓を打たれています。
※7月22日~27日9:00~16:00でも、御祈祷や特別授与品をお受け頂けます。